赤ちゃん筆(胎毛筆)を作りたいけど、自分で子どもの髪の毛をうまくカットする自信がない、恐いといったママやパパも多いはず。どうしても子どもはじっとしてるのが苦手で、すぐに嫌がったり動き回ってしまうのでプロの美容師でも上手にカットするのは慣れていないと大変です。今回はそんなママやパパでも安心、自宅でも失敗しない赤ちゃん筆(胎毛筆)用のヘアカット方法を子ども専門美容室の美容師が詳しく教えちゃいます♪ちょっとしたコツさえ押さえれば、プロの美容師じゃなくても赤ちゃん筆(胎毛筆)用の髪の毛をカットできるようになるので、早速その方法についてカットする前の注意点から順を追って説明していきたいと思います。➡関連記事:失敗しない赤ちゃん筆(胎毛筆)の作り方!いつ?どこで?どうやって?おすすめ商品も紹介します! この記事の目次閉じる1.ヘアカット(散髪)前に必要事項の確認2.ハサミ等の道具を用意する(おすすめグッズ紹介)3.失敗しない赤ちゃん筆用ヘアカット(散髪)方法4.カットした髪の毛の長さや量の確認5.切った髪の毛を紙に包んで保存6.申込書(注文用紙)と髪の毛(胎毛)をメーカーへ送付7.自信がなければプロの子ども専門美容師にお任せ♪8.まとめ1.ヘアカット(散髪)前に必要事項の確認それではまず髪の毛をカットする前に、必ず次の2点を確認しておきましょう。 購入する赤ちゃん筆(胎毛筆)の候補を決めるまず最初に必ず購入する赤ちゃん筆(胎毛筆)をネットで検索したり、取り扱いのある理容室や美容室へ行ってある程度の候補を決めておきます。これはなぜかというと、お筆の種類によって必要になる髪の毛の長さや量が違うからです。当然ながら赤ちゃん筆(胎毛筆)の製造メーカーも様々あり、お筆の種類も多種多様となっているので、それぞれのお筆によって必要になる髪の毛の長さや量が変わってきます。もちろん小さいお筆なら髪の毛の長さや量は比較的少なくて済みますし、逆に大きくて立派なお筆を作ろうと思うと、髪の毛の長さや量がある程度多めに必要となります。そして一番気を付けなければいけないポイントとして、ネットで検索して気に入った物を見つけたからといってすぐに購入してしまうのではなく、まずは一旦お筆を作るのに必要な髪の毛の長さや量だけ確認し、その上で必ず次の事項を確認するようにしましょう。 必要な髪の毛の長さと量が採れるか確認する次に、実際に購入する赤ちゃん筆(胎毛筆)を決めるための基準として、お子さまが現状でどのくらいの長さと量の髪の毛を採れるかというのを確認しましょう。作りたいお筆に対して、採れる髪の毛の長さや量が多い場合には何も問題はありませんが、もしも採れる髪の毛の長さや量が少なくて足りなさそうな場合には、より少ない長さや量でも作れるお筆を選び直すか、もしくはもっと髪の毛が伸びるのを待つようにしましょう。また、「失敗を防ぐ」「見栄えの良いお筆を作る」という二つの意味でのコツとして、できれば作りたいお筆に必要な髪の毛の長さよりも2~3センチくらい余裕を持った長さを確保しておくと良いでしょう。これはなぜかというと、例えば3センチなら3センチで切った髪の毛の束の中に、本当に3センチピッタリの長さがある髪の毛って実はそんなに多くなく、3センチに満たない毛がたくさん混じった状態で束になっています。つまり、お筆を作るのに3センチの長さの髪の毛の束が必要なのに、3センチに満たず使えない髪の毛がいっぱい含まれており、実際に仕上がったお筆が届くと想像していたよりも毛先がスカスカだったり短かったりという失敗に繋がります。なので、必要な髪の毛の長さが3センチと書いてある場合には、できれば5~6センチくらいは髪の毛を獲ってメーカーに送るのが望ましく、しっかりと立派なお筆が出来上がる可能性も高くなります。メーカーによっては、採れた髪の毛の長さや量によって筆軸の長さや太さが変動するようなお筆もありますので、その辺りは購入するお筆を決める際にしっかりと確認しておきましょう。 2.ハサミ等の道具を用意する(おすすめグッズ紹介)それでは実際に髪の毛を切る前に、ハサミやクロス等の必要な道具を用意します。 ハサミwhipwhip こども専門美容師監修 散髪セット 子供 はさみ&スキばさみ&くし ハサミ類は基本的にヘアカット用ならどのようなものでも問題ありませんが、ショートヘア向けのカットではすきバサミが必要になりますので、こちらのような子ども専用の散髪セット等があると非常に便利でオススメです。 クロス(ケープ)おうちで使う散髪ケープ クロスは大きめのビニール袋などでも代用できますが、こちらのように切った毛を床に落とさずキャッチしてくれる便利グッズがあると、カットした胎毛をまとめやすくもなるのでオススメです。 3.失敗しない赤ちゃん筆用ヘアカット(散髪)方法いよいよここからが本番、実際に髪の毛を切るコツと手順をわかりやす説明していきたいと思います。 今回は男の子に多い髪の毛がある程度短いショートヘア向けのパターンと、女の子に多いある程度髪の毛が長いロングヘア向けのパターンの2パターンのカット方法をご紹介していきます。 パターンA.ショートヘア向けのカット方法まず最初にご紹介するのは髪の毛が短いお子さま向けのパターンで、子ども専門美容室チョッキンズが推奨するヘアカット方法は、「すきバサミ(セニング)」を使ってカット後もお子さまのヘアスタイルが崩れにくい方法です。それでは早速ステップ1から見ていきましょう。 STEP1:髪の毛を揃えながら切る部分を決めるまずは、全体的に指やクシで髪の毛を揃えながら、どこの部分の髪の毛が長くて採りやすいかを判断して切る部分を決めます。注意点として先ほども触れましたが、できればお筆を作るのに必要な髪の毛の長さプラス2~3センチ長めに切るのが望ましいので、なるべく長く多めに髪の毛が採れる場所を探しましょう。また、すきバサミを使って切るため一か所だけのカットでは毛量が足りないので、切る箇所の候補を複数確保しておくのがポイントです。そして最後にもう一つ、髪の毛が濡れた状態だと毛束にした時にギュッと詰まって量がわかりづらくなってしまうので、お筆の仕上がりの時と同じように乾いた状態で量を測って切るようにしましょう。 STEP2:すきバサミで根元を切るクロス等をかぶせて準備が整ったら、直径2センチくらいの円を描くようにブロックを作って毛先を軽く引っ張り、根元から2センチくらいのところをすきバサミでジョキジョキと2回切り、2回目はハサミを閉じたまま上までスッとハサミを毛先めがけてすくい上げ、切れた髪の毛をまとめて採るようにします。ただし先ほども少し触れたとおり、一か所だけでは充分な量が採れないので、この作業を何箇所かに分けて必要な髪の毛の量が集まるまで繰り返します。 STEP3:切った髪の毛を集めてまとめるどうしても髪の毛を切る回数や場所が多くなってしまうため、切り取った髪の毛がバラバラになりやすいので注意が必要です。1回の作業ごとに髪の毛を丁寧にピックアップし、切り口を揃えてティッシュの上など一か所にまとめて次のステップの長さや量が測りやすいようにしておきましょう。 パターンB.ロングヘア向けのカット方法ロングヘアの場合は長さや量が採れないという心配がほとんどなく、カット後のヘアスタイルも馴染ませやすいので、ショートヘア向けのパターンよりは簡単で気軽にカットできると思います。それではこちらもステップ1から見ていきましょう。 STEP1:髪の毛をクシで揃えながら切る部分を決めるロングヘアだとの大体の場合は頭の後ろ側や襟足になると思いますが、全体的にクシで髪の毛を揃えながら、どこの部分の髪の毛が長くて採りやすいかを判断して切る部分を決めます。また、長さが足りないという心配はないと思いますが、お筆を作るのに必要な髪の毛の長さプラス2~3センチ長めに切るのが望ましいので、なるべく長く多めに髪の毛が採れる場所を探しましょう。そして最後にもう一つ、髪の毛が濡れた状態だと毛束にした時にギュッと詰まって量がわかりづらくなってしまうので、お筆の仕上がりの時と同じように乾いた状態で量を測って切るようにしましょう。 STEP2:カットする髪の毛を切る場所が決まりましたら、クロス等をかぶせて準備を整え、いよいよ実際にカットしていきます。切る部分の根元から髪の毛を指で挟み、切る部分までスッと指を下ろします。切る部分まで指が下りたら、写真のように必ず指の上側を真っすぐパツっと切っていきます。 STEP3:切った髪の毛を集めてまとめる先ほどのように指で挟んだ箇所の上側を切ることによって、髪の毛が指に挟まったまま下に落ちずに止まるので、髪の毛をまとめるのも楽になりますし、長さも確保できます。指で挟んだ毛をそのままティッシュ等のやわらかい紙の上にまとめておきましょう。 4.カットした髪の毛の長さや量の確認髪の毛を切り終わりましたら、カットした髪の毛の長さや量の確認方法は上の写真のように、定規を使ってしっかりと測りましょう。特に写真右側の量の測り方は特殊で、髪の毛の束をグルっとねじってしっかりと隙間ができないような状態にして太さを測ります。長さや量の確認がしっかりしていないと、出来上がったお筆が思ったよりもスカスカになって出来上がってしまったりといった失敗に繋がりますので注意が必要です。 5.切った髪の毛を紙に包んで保存必要な長さと量の髪の毛が採れたら、最後は切った髪の毛を製造メーカーに送れる状態にして保存します。胎毛は普通の髪の毛よりもデリケートなので、切った髪の毛はティッシュ等のやわらかい紙に包んで保存するようにしましょう。(ティッシュではなくコピー用紙などでも大丈夫です) 包む際には、切り口は揃えるようにするとお筆を作る時に毛先がバラバラにならずに安心です。包み方に関しては上の参考画像のように①~⑥の順で折りたたんで包んでみてください。 6.申込書(注文用紙)と髪の毛(胎毛)をメーカーへ送付WEBショップ等でお筆を購入すると、上の写真のような「お申込書(注文用紙)・注文用封筒(髪の毛を郵送する為のもの)」一式が郵送でお手元に届きますので、お申込書に必要事項を記入し、大切なお子さまの髪の毛と一緒に注文用封筒へ入れ、赤ちゃん筆(胎毛筆)メーカーへ郵送します。※写真のサンプルはチョッキンズで取り扱っている胎毛筆メーカー『光文堂』様のものです➡ チョッキンズWEBショップはこちら 7.自信がなければプロの子ども専門美容師にお任せ♪というわけで、自宅でできる赤ちゃん筆(胎毛筆)用のヘアカット方法や手順等をご紹介してきましたが、一生に一度の大切な機会ということもあり、やっぱりどうしても自分で切るのは不安だという方も多いかと思いますので、その場合にはプロに任せるのが一番無難で安心です。ただ、普通の理容室や美容室だと子どものカットは対応してもらえないお店も多々ありますので、赤ちゃん筆(胎毛筆)用の髪の毛を採りたいという旨を先に電話やメール等でお店に確認してみましょう。もちろん子ども専門美容室チョッキンズでは、お子さまのファーストカットや赤ちゃん筆(胎毛筆)用のヘアカットも通常のサービスとして対応しておりますので、安心してご来店ください♪参考までに子ども専門美容室チョッキンズをファーストカットでご利用いただき、胎毛筆も作成していただいたお客様のヘアカット風景を撮影したYouTubeの動画を上に貼っておきましたので、プロに任せるかご検討中の方は一度ご覧いただくと、どんな感じでカットするのか雰囲気等も伝わるかと思います。➡ チョッキンズの店舗一覧はこちら 8.まとめ子ども専門美容室チョッキンズが推奨する失敗しない赤ちゃん筆(胎毛筆)用のヘアカット方法はいかがでしたでしょうか? やっぱり難しいと感じた方や、意外と簡単と思った方、様々いらっしゃると思います。お筆を作るのに必要な長さと量の髪の毛を切るだけなら比較的簡単だと思いますが、切った後のヘアスタイルを整えることまで考えると少しハードルが高くなるのかなといった印象です。カット後のヘアスタイルが心配な場合や、どうしても自信がないという方は初めからプロに任せるのが無難で安心だと思います。ただし、普通の美容室や理容室では赤ちゃん筆(胎毛筆)について詳しくない所も多いので、必ず事前に確認はした方が良いでしょう。また、赤ちゃん筆(胎毛筆)の販売数全国No.1の子ども専門美容室チョッキンズなら安心してお任せいただけますので、お近くの方はぜひご利用ください。お筆用の髪の毛をしっかり採るのはもちろんのこと、カット後のヘアスタイルもかっこかわいく綺麗に仕上げます♪それでは最後になりますが、一人でも多くの方が赤ちゃん筆(胎毛筆)の作成で失敗したり後悔したりしないよう、この記事が少しでも参考になれば幸いです。